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老化に対するリハビリテーション
パワーリハビリテーションの「パワー」とは「力」のことですが、これは一般的な「筋力」のことではなく、「生活力」を指します。つまり「生活力(活動力)をつけるリハビリテーション」といえます。これまで高齢者の身動きが不自由になったり、寝たきりになるのは「筋力が弱くなったため」と考えられていました。これは大変な誤解で、本当の原因は筋力が低下したのではなく、「使わない筋肉が増える」ことにあります。パワーリハビリテーションは、普段使っていない筋肉を動かすことを目的としているため、負荷は軽いものでよく、このことが筋肉の再活性化や活動力の向上をもたらしてくれます。
①レッグエクステンション
ひざを支える筋肉を上手に動かすようになることで、ひざの痛みや歩く際に足を前に蹴り出す動きを楽にします。
主な効果
- 歩行時のひざの痛みの軽減
- 歩行時のフラつきの防止
②トーソフレクション
前かがみの動作を上手にすることで、立ち上がるときや座るときの動作をスムーズにします。
主な効果
- 立ち上がりや前かがみづらさの軽減
- 臀部の重たさの軽減
③チェストプレス
肩周辺の筋肉を動かすことで、肩の可動域を拡大し、手を上げやすくしたり寝返りをしやすくします。
主な効果
- 肩の痛みの軽減
- 腕を上げることによる着替えのしやすさ
④ヒップアブダクション
歩行に必要な「片足立ち」を上手に行うために、お尻の外側の筋肉をうまく動かす事を目的とした運動です。
主な効果
- 歩行時のフラつきの防止
- 歩行スピードの向上
⑤レッグプレス
正しい姿勢で立ち上がることができるように足腰の筋肉を元気にする運動。転倒防止の効果もあります。
主な効果
- 立ち上がりづらさの軽減
- 転倒事故の防止
⑥ローイング
胸を開くことで姿勢の正常化と、肺機能の向上させることで、酸素の取り込み量を増加させます。
主な効果
- 猫背等姿勢悪化の防止
- 呼吸機能の改善
〈 対応する事業所 〉